慶良間諸島で障害者ダイビングを楽しんできました (その1)

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はじめに

頸髄損傷の私が受傷してから始めたスポーツに水泳がありました。入院中の入浴時に水中の中では腕が動かせることに気付き、「水中の中なら浮力もあって、リハビリになるのではないか ?」と思ったのがきっかけでした。退院してから私でも泳いでいいと言ってくれた西播磨の福祉体育館へ通うようになり、そこで指導してくれた人に「ダイビングもやっている人もいるよ」と教えてもらい、ネットで見つけた大阪のNPO法人「オーシャンゲートジャパン」で障害者ダイビングを始めるようになりました。その後ライセンスを取得し、ここ数年は年に1回程度、沖縄の離島でダイビングを楽しんでいます。ちなみに今までで石垣・宮古・西表で潜っています。
昨年の7月も宮古島で潜るつもりだったのですが、出発直前に発生した台風の影響で現地までいったもののボードが出せず潜ることができませんでした。自然が相手のスポーツなので仕方がないのですが、せっかく宮古島まで行ったのに残念でした。ただ海は荒れていたものの、陸上はそれほど天気が悪くなかったので、島の中を回ることができたのが唯一の救いでした。そのため今回の座間味島は 2年ぶりのダイビングになりました。

慶良間諸島について

慶良間諸島地図

今回、私が訪れた座間味島は、慶良間諸島に位置しています。慶良間諸島は沖縄本島の数10キロ西に立地し、座間味島や渡嘉敷島をはじめとした数多くの島々が点在しています。数年前に国立公園に指定されいて、「クラマブルー」ともよばれるサンゴ礁の海は世界有数のダイビングスポットとしても有名です。那覇から高速船で 1時間半と本島からのアクセスも良く、小さな島なので沖縄本島からの日帰り観光も可能です。

楽しみだけどバリアフリーの面では不安が…

初めて行く離島で、「世界で 2番目に美しい」ともいわれるサンゴ礁の海に期待は膨らみましたが、「現地のバリアフリー状況は大丈夫だろうか?」という不安がありました。現地までのアクセス手段である高速船は「車いす用リフト」が付いているので大丈夫だと思います。ただ宿泊する予定のホテルのホームページには「近代設備を整えたホテルではありません」と私の不安をあおるような注意書きが…。ストリートビューや口コミサイトに投稿されている写真には建物の入口に階段が数段あり、「どうやって建物に出入りするのか」を考える必要がありました。また、離島なのでコンビニはなく、売店も数件しかないので「足りないものを現地で調達する」ことは出来ないことも予想でき、不安を抱えたまま当日を迎えることになりました。

いざ座間味へ出発!

7月7日の朝、小雨が降るあいにくの天気の中、自宅からバスと電車を乗り継いで伊丹空港へ。空港で今回のツアーに参加するメンバーと合流して飛行機で那覇へ向かいました。今回利用した便はボーイング777だったので介助用車いすを分解する必要はなく、故障のリスクが抑えられたのは良かったです。伊丹空港は8月に電動車いすで利用する予定なのでその時のシミュレーションもしながら利用しました。ちなみに伊丹空港は改修工事中で通路が狭い部分があったりしで目的の場所に移動するのに少々戸惑いました。今後利用する予定のある人は普段以上に時間に余裕を持っていた方が無難だと思います。
搭乗口の近くまで自分の車いすで移動し、機内用の車いすに乗り換えました。機内用の車いすは飛行機の中の通路を通れるように設計されているため、通常の車いすよりサイズが小さめで私が乗るととても窮屈です。座席への移動は人力で行うのでちょっとした大仕事になります。

機内用の車いすに移乗

約2時間のフライトで那覇空港に到着。梅雨明けしていたはずの沖縄は戻り梅雨で本降りの雨でした。座間味島への高速船が発着している泊港までは空港から数キロあり、タクシーかバス、モノレール駅から徒歩になります。しかし、モノレールの駅から港までは徒歩15分ほどあり、雨の中の移動は難しそう。バスも車いすで利用できる車両が来るかどうか分からないとのことだったのでワゴンタクシーに車いすを積み込んで移動することにしました。

高速船はバリアフリー対応だったけれど…

クイーンざまみ

泊港から座間味島への交通手段は高速船かフェリーを利用します。所要時間は高速船が約50分、フェリーだと約2時間かかります。高速船もフェリーもどちらもバリアフリー対応になっています。フェリーは今回利用しませんでしたが、数年前に新造船になっているのでバリアフリーについては問題ないと思います。今回利用したのは高速船でしたが、泊港では岸壁をにも客室入り口がかなり低い位置にあり、タラップで 2階のデッキより乗船して船内エレベーターで客室に入りました。リフトは150 ㎏までだったと記憶しているので、200kg近くある私の電動車いすで利用するのは厳しいかもしれません。

エレベーターで客室へ

客室内には車いす対応トイレや車いすスペースも設置されていました。ただ、「波があり、揺れが予想されるのでできれば座席に移ってほしい」とのことだったので座席に移乗しました。こういうことは高速船ではよくあることで、以前にも神戸空港からのベイシャトルを利用した時に言われました。東シナ海を航行することもあり、実際かなり揺れました。
約1時間後に座間味島に到着しましたが、到着したのは浮き桟橋。当然ながらエレベーターは利用できず、船体横の出入り口から下船することになります。ところが案内された船体横の入口には段差が…。結局数人がかりで車いすを担いでもらうことになりました。電動車いすでの利用は難しいかもしれませんね。

座間味ではまさかの担がれての下船

到着した座間味島でも小雨が降っていましたが、ホテルが港から徒歩数分だったのであまり雨にぬれずに済みました。ただホテルの入口には数段の階段があり、またみんなに車いすを担いでもらって入館しました。時間が空いている時に「ちょっと周辺を散策」なんて事を考えていましたが、無理なことが分かりました。

長くなったので続きは次回

いろいろと書いていたら、座間味へのアクセスだけでかなりの分量になってしまいました。ホテルのことや肝心のダイビングについてまだ書くことができていませんが、この続きについてはは次回以降に詳しく書こうと思っています。

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